高市首相の意を受けた赤沢経済産業相がメガソーラー を規制強化する方針を表明

高市内閣で新任大臣となった赤沢亮正・経済産業大臣が10月22日に就任会見を行い、エネルギー政策に関して、「電力需要が増加するなかで、必要な脱炭素電源を確保するため、再生可能エネルギーと、安全を確保した原子力を最大限に活用する。エネルギーの安定供給と経済成長、脱炭素を同時に実現していく」と述べた。
加えて、再エネを巡っては、「メガソーラー(大規模太陽光発電所)では地域との共生、洋上風力では一部事業者の撤退など課題が多い」との記者からの質問に対し、「第7次エネルギー基本計画では、S+3E(安全+エネルギー安全保障、環境性、経済性)に配慮したエネルギーミックスを掲げている。脱炭素電源である再エネと原発は最大限の導入を目指す。さまざまな課題に直面しているが、1つひとつ克服して、地域共生と国民負担に配慮しつつ最大限に導入する」と繰り返した。
また、23日には、高市首相が各大臣に示した指示書の内容が明らかになった。そのなかで、経産大臣に対しては、「日本が潜在力を持つ再エネの最適なエネルギーミックスを実現し、日本経済をエネルギー制約から守り抜く」「エネルギー安全保障と脱炭素を一体的に推進する中で、産業競争力の強化、新たな需要・市場創出を通じた成長フロンティアの開拓を図り、強靱な経済構造を構築することを目指す」などの文言が入った。
「日本が潜在力を持つ再エネ」とは、太陽光、洋上風力のほか、地熱発電などを指すと思われ、これらを推進することを示した。そして、脱炭素と経済成長を両立させる方針からは、2050年カーボンニュートラルを目指して経産省が主導している「グリーントランスフォーメーション(GX)2040ビジョン」を踏襲していく方向性が見て取れる。こうした指示書と赤沢大臣の会見内容を見る限り、新内閣によるエネルギー政策には従来路線からの大きな変更はなさそうだが、メガソーラーの規制強化とともに外国製液晶太陽光パネルから国産ペロブスカイト太陽電池へのシフト、今後AI等による電力需要のひっ迫のため安全性の高い原子力エネルギー供給増強が必要とされている。
皆様は日本のエネルギーに関してどうお考えでしょうか?どんなことでもメッセージを下さい。
#ペロブスカイト太陽電池 #液晶太陽パネル #安全安定供給可能な原子力発電
記事の内容が良ければシェアお願いします。
