失敗しない土地活用。2025年問題。サブリースで土地活用失敗。空室リスク対策は土地オーナーの手で。
賃貸住宅管理法で初の業務停止処分がサブリース業者に出ました。(3月14日) 主な理由は重要事項説明書を交付しなかった事のようです。土地活用のサブリース問題は今に始まった事でなく土地活用業界で現在2025年問題が持ち上がっています。2015年の相続税増税により課税対象者が倍増したことにより土地活用が必要になったいわゆる「素人の」土地オーナーが増え、かなりの数の業者が「空室の心配は要りません。ただ通帳だけ見ておいてください。」という甘いトークで土地オーナーの方々を騙してきたと思われます。契約時に将来10年後に借り上げ家賃見直し(引き下げ)があることを言わず、修繕費の負担区分についても説明しません。家賃見直しが反映してない30年間定額家賃のあるいは必要な修繕費を外した偽装の収支シミュレーションで収益が出ていると契約をとってしまうのです。2015年に契約した土地オーナーの方々は借り上げ家賃の見直しが始まる10年後の2025年にいままで伏せられていた借り上げ家賃見直しを急に言ってこられて応じないならサブリース契約は解約ということになります。実際契約の時に聞いてなかったという土地オーナーが30~40%もいることがアンケートで出ています。
サブリースは土地オーナーの空室リスクを守るより業者の収益を上げる制度です。家賃引き下げ、想定外の修繕費でキャッシュフローが回らなくなりマンションを先祖から引き継いできた土地もろとも売却する事になっても業者の知った事ではありません。ですから2025年以降はサブリースで失敗する土地オーナーがどんどん増えていく事が懸念されています。
そんな事にならないようにサブリースに安全性を求めないで空室リスクには優秀な管理会社への指示を通じて土地オーナー自ら積極的に対策を打っていくべきです。元々は賃貸経営者の存在価値はそこにあり不労所得を得ることなんてあり得ないんですから。賃貸経営を業者に任せっきりにするのはやめてください。事業計画は業者の提案を鵜呑みにせずご自分で立案して下さい。業者、コンサルタントの資料をもとにご自分でマーケティング、事業シミュレーション、管理会社を通じたリスク対策を行ってください。土地活用を初めて考える方々に取っては敷居が高いと思われるかもしれませんが皆さんがお持ちの仕事に較べたら容易いものです。一念発起して集中して取り組んでみてください。2025年問題など者ともせず高収益の賃貸経営が実現します。