賃貸管理でキャッシュフローを維持するだけでなく、投資としての土地活用は資産管理し利益の最大化の追究が必要
投資はそれに対し成果が出なければ何もなりません。土地活用も膨大な初期投資を行い長期の賃貸期間で次の相続が発生するまで投資額以上の資産が生まれてなければ意味がありません。
長期の賃貸期間にわたり賃貸経営を継続していくためには、市場相場の範囲内で最大限の家賃の設定、空室対策で流入キャッシュフローを確保し、それをもとに借り入れ返済、修繕費、管理会社、設備会社への管理費、税金等の流出キャッシュフローをまかなっていかないとキャッシュフローが回らなくなり賃貸経営は破綻の方向に向かいます。
どの賃貸経営者も企業経営者と同様に賃貸が継続していくよう資金繰りに毎月躍起になられますが、往々にしてキャッシュフローが停滞しないことに意識が集中し、収益性を追究する意識がなおざりになることが多いようです。
こういうことを続けていくと、30年も大家やってきてお金が残ってないということになりかねません。
そうならないために当初の事業計画確定時点から収益性のあるプランをもとに計画的に資産が増えていくように毎月賃貸管理だけでなく資産管理で建物設備、資金面、税務面、ポートフォリオも含めて総合的に考慮した収支を出し、利益の最大化を常に意識する必要があります。
管理会社の中には最近賃貸管理を請け負うだけでなく、土地オーナーの利益の最大化を追究をしてくれる会社があります。プロパティマネジメント型賃貸管理(PM管理)と言ってまだ数は少ないですが、オーナーご自身がルーチンワークとしての資産管理の必要性を理解した上で委託すると収益性を向上させ、資産を増やしていくという目的のためには有効です。