土地活用のポップカルチャー化が土地オーナーを苦しめる。やる気のあるやつは去れ。
食のポップカルチャー化と言った人がいました。SNSでブームになった食べ物を置いている店はすぐに大変な行列になってしまうことをいうらしいです。
土地活用もポップカルチャー化してるとその時感じました。
土地オーナーの多くの方々はSNSでちょっと目新しいキーワードを目にするとその奥にある本質を考えることなしに漠然と記事に引き込まれそれで土地活用をやろうと決断されます。記事が経験にもとずく実証されたものであればいいのですが、そうでないならせっかく土地活用を進める気になった方々を誤った方向に導くことになります。
具体的に言うと記事の内容が活用成功例、本を買えば書いてあることを多数並べて情報の多さをアピールするだけで、オーナーに何をしなければならないかを示さず、結局サブリースをベースとする業者に利益が流れる提供者サイドの土地活用システムの提案に終わり多くのオーナーを破綻に導くことになります。
「やる気のあるやつは去れ!」これは皆さんもご存知の有名人の方の言葉ですが、物事を進めて行こうとする時、往々にしてやる気がある人は考えが一点に集中し、掛け声だけ大きくなり、本質的な大事なことを見逃します。
通常、こうした人がいると、まわりの人は違和感を直感しその人からすうーと離れていきますが、土地活用業界に当てはめますとやる気のあるやつ即ち業界企業に対して、まわりの人である土地オーナーは相続税対策とか土地活用なんて初めてのことだが重要であることは確かだから離れて行かずにおこうということになり、結果土地活用業界の企業が発信するSNSサイトに多数の人があつまり食のポップカルチャー化と同様の状況が発生しています。
食のポップカルチャー化であれば行列に並んでやっと口にしたものが不味いと思えば即離れると良いのですが、一方土地活用、相続税対策はそういうわけにはいきません。多大な投資をともなう決断で後戻りは出来ません。
こういう事態を引き起こしてている土地活用業界のやる気のある企業に去ってもらいたいものです。
去らないのであれば、オーナーの方々の方からサブリースから離れ自ら事業計画を確定し収益性を追究していくしかありません。